Manjaroインストール
Manjaro21.3.0が2022年6月にリリースされました!
Manjaroの初期設定をかなり前にまとめてみましたが、参考にされている方がいらっしゃるようで、
少し記事も古くなったので更新したいと思い、まずは今回Manjaroのインストールを行っていきたいと思います。
Manjaroとは
この記事を見ている方は知っているわ!という方は下にインストール手順をまとめましたのでさっと飛ばしてください。初めてインストールする方やManjaroって何という方にちょっとだけ紹介したいと思います。
ManjaroはArchLinux系のディストリビューションの一つです。
ManajaroはArchLinuxとは独立したパッケージ群(リポジトリ)を持っているため、ArchLinuxとまったくおなじわけではないです。イメージ的には、ArchLinuxは最新のパッケージで構成されており、ArchLinuxで実績ができたものをパッケージをMajnaroに持ってくるような形のようです。ArchLlinuxが不安定でManjaroが安定しているわけではなく、どちらも十分に安定していると思います。
注意点としては、ArchLinuxと完全に同じわけではないので、ArchLinuxのリポジトリからパッケージをもってくることは基本NGです。個別に持ってきて入れることは可能ですが、アップデートの際に警告やエラーが起きる場合もあるので注意ください。AUR(Archのユーザリポジトリ)も同様です。
Manjaroの大きな特徴はインストーラがGUI形式であること、デスクトップ環境が公式のインストールイメージとして以下のデスクトップ環境を用意しているため、すぐにデスクトップ利用ができます。
デスクトップ環境はどれも素晴らしいもののため個人の趣味でお好きなものを選んでOKです。
・Gnome
・KDEPlasma
・xfce
インストールの流れ
今回は、OracleVM上に仮想マシンを作成して、導入してみました。
実際のPCに入れるときもインストールの流れが大きく変わることはないと思いますが、Wi-fiのドライバなどは標準で入るものと、インストール後に個別にインストールしないとならないものがあるので注意ください。
今回は、デスクトップ環境はxfce環境用のインストールメディアでインストールしてみました。
インストールメディアの作り方
USBメモリ(DVD-ROMでも可能)にManjaroのインストーラを導入して、起動可能なメディアを作ります。
インストールメディア作り方は、WindowsPCならばこちらのツールを使用すると楽だと思います。
Linuxならddコマンドやcpコマンドでできると思います。
Macは手持ちがないのですがきっとLinuxと同じでできるのではないかと思います。
メディアブート
USBメモリをPCに接続して、BootMenuからUSBメモリを選択します。(PC機種毎に操作はことなります。)
インストーラが起動すると以下のような画面が表示されます。標準インストールの場合はそのまま待っているだけで自動的にインストール用Linuxが起動します。
タイムゾーンとかキーボードとか違うんだけどと思われますが、後ほど変えますので安心してください。
インストーラの起動
インストール用のLinux(LiveLinux)が起動したら、とりあえず「welcome」画面を閉じます。
右上の「☓」で押せば消えます。
デスクトップが表示されたら、「InstallManjaroLinux」をクリックします。
言語の設定
インストーラが起動したら、言語の設定が「日本語」を選択して、「次へ」をクリックします。
タイムゾーンの設定
タイムゾーンを設定します。
日本に住んでいる場合は地域を「Asia」、ゾーンを「Tokyo」に選択し、「次へ」をクリックします。
キーボードの設定
キーボードの設定はお使いのキーボード種類を選択して「次へ」をクリックします。
一般的な日本語キーボードならば「Japanese」「Default」で良いと思います。
インストールするディスクの指定
インストールしたいPCのデータは全部消してしまって良い場合は、「ディスクの消去」を選択すると、一つのパーディションが自動作成されます。
標準ではスワップ領域は作られないようなので、もしメモリが少ない等でスワップ領域がほしい場合は、「スワップを使用する」を選ぶと適宜の量でスワップ領域を設定してくれます。(8GB以上あればいらないと思います。)
ディスクが複数ある、OSのパーティションを複数(OSとデータ)等に分けたい場合は「手動パーディション」でお好みに切っていただければ大丈夫です。
手動で設定するものは対象のディスク、パーティションサイズ、フォーマットタイプ、マウントポイントくらいのなのでそこまで難しくはないです。
ユーザ設定
ここでは、PCのログインユーザ名、パスワード、管理者ユーザ(root)のパスワード、PCのホスト名を設定します。以下のように適宜ユーザ名やパスワードを設定して、「次へ」を押します。
Manjaroは基本sudoを使うのであまり管理者ユーザ(root)を使うことはないですので、個別パスワードを設定する場合は忘れないように注意してください。
それではインストール開始
インストール前の最終確認が表示されたら、「今すぐインストール」をクリックします。
もし、設定を再確認や修正したい場合は、「戻る」を押せば今までの設定画面に戻ることができます。
インストールが開始されると以下のような画面になります。
エラーなどある場合は、ここでエラーが表示されます。
ちなみに今回VMでディスクを8GBしか作成していなかったら、「Failed to unpack image /run/miso/bootmnt/manjaro/x86_64/desktopfs.sfs」メッセージが表示されました。
セキュアブートの設定やら、色々なやみましたが単にディスクが足りていないだけでした。。。
インストールの終了
以下の画面が表示されたら、インストール作業は無事終了です。
「今すぐ再起動」にチェックをして、「実行」をクリックします。
すると再起動されるので、PCの起動画面が表示されたら、インストールメディアを取り外します。
ログイン画面が表示される
少し待つとログイン画面が表示されます。
インストール時に設定したユーザ名、パスワードを入力して「Log In」をクリックします。
インストール完了
デスクトップが表示されたらインストールは完了です。
あとは、初期設定を行っていきますが、これは次回説明したいと思います。
おわりに
どうでしょうか。参考になれば嬉しいです。
久々にインストールした感想としては昔いれたのと勝手が同じだったので安心しました。
次回は初期設定に関してまとめてみたいと思います。以前の記事も結構古くなってしまったので、2022年版に更新指定見たいと思いますので、これを気にManjaroを使う方が一人でもいてくれるととても嬉しいです。
それでは良い週末を!
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